作成について述べたいと思います。
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テキストエディタで作成
シェルスクリプトはテキストエディタで作成します。
今回は一般的なvimを用いて試しに作成してみます。
vim ファイル名.sh
vimと入力し引数につけたいファイル名を入力すると新規でvimが立ち上がります。
シェルスクリプトの拡張子は.shになります。
今回は、test.shで新規作成します。
vim test.sh
vimが立ち上がります。
今回は簡単ですが、Hello Travisと表示するコマンドを記入します。
iを入力し挿入モードにします。
続いて以下内容を記入します。
#!/bin/bash
echo Hello Travis
入力完了したら:wqで保存&vimモードを終了します。
#!/bin/bashはshebang(シェバン)
早速、上記1行目に、#!/bin/bashとおまじない的なものがあります。
これは、shebang(シェバン/シバン)と呼ばれるものです。
意味は、シェルスクリプトを/bin/bashで起動させます、という宣言です。
前回述べたように、シェルにはshとbashと主に2種類ありますが、
基本的にbashを使用します。
なので、/bin/bash(bin(バイナリディレクトリ)内のbash)を使用します
という宣言を入れます。
2行目はecho コマンド(引数を表示させるコマンド)で”Hello Travis”と
記入してます。
シェルスクリプトの実行権限付与
シェルスクリプトを作成したら、実行権限を付与してあげましょう。
権限付与方法についてはこちらの記事を参照。
オーナのみに実行権限を与えるのであれば744、766とかでよいですね。
chmod 744 test.sh
必要に応じて、実行権限を付与してください。
シェルスクリプトの実行例
作成したシェルスクリプトを実行します。
test.shの格納されたディレクトリに移動して、以下コマンドを入れます。
./test.sh
./をつけて、カレントディレクトリに格納されているファイルであることを、
指定してあげましょう。
./をつけなくてもシェルは対象のディレクトリ内(特定PATH)を検索しますが、
カレントディレクトリは対象ディレクトリ(特定PATH)に含まれてないので、
あえて、./をつけてカレントディレクトリ内を探すように指示します。
“Hello Travis”と表示されました。
終わりに
今回は、簡単なシェルスクリプトの作成と実行例について述べました。
他のシェルスクリプトの実行方法については別途述べたいと思います。
Have a nice Linux life!